五三焼きとは、 卵黄を増やし卵白の量を減らして、卵黄5:卵白3の割合から名付けられたとも言われています。
濃厚さとしっとり感を出した贅沢なカステラの事で、贈答品などに使われることが多く、高級品は桐箱に入っているものもあります。
気軽に手が出せない値段なので、私はまだ食べたことがありません。
・・・でも成城石井で売ってた!?
成城石井オリジナル「五三焼カステラ」
590円(税込)
国内産の小麦を使用し、
成城石井オンラインショップ
はちみつと北海道産のてんさい糖でふっくらと焼き上げました。
通常の白身と黄身の割合よりも、黄身だけをさらに加えて量を増やしているので、柔らかな口当たりとたまごのやさしい甘さが口いっぱいに広がります。
【原材料】
鶏卵、砂糖、小麦粉、もち米飴、蜂蜜
製造所は大阪府の(株)三星社です 。
調べてみたら、明治時代創業の老舗のカステラやウエハースを製造しているお菓子メーカーさんでした。
小売りなどはされていません。
カステラ大好きなので成城石井で見つけた時、最初は「五三焼!」と飛びつきました。・・・が、まさか高級品の五三焼きがこの値段で売っているはずがないよね?
成城石井のオリジナルカステラは、普通のカステラの販売はなく、五三焼カステラのみの1種類。
美味しいカステラの値段としては安いし、おいしくないカステラは食べたくない・・・悩んだけど、やっぱり食べてみなきゃわからない。
成城石井の五三焼カステラの感想
紙箱を開けると金色のしっかりした袋、その中に厚紙で全体をくるんと巻いてありました。安っぽいのか高級ぽいのか・・・?
カステラはハーフサイズで5切れにカット済み。
2センチくらいの厚みなので、少し薄く感じます。
1切れ100円くらい。
見ためは黄色っぽい生地で、キメはカステラらしく粗め。
あ~、やっぱりザラメはついてないですね。。。(まあ期待はしてなかった)
昨日、極上金のカステラを食べたばかりだったので、値段からしてそれよりおいしいとは思ってなかったんだけど、結果は意外でした。
生地はしっかりしていて少し硬め、パサつき感はなくてしっとりしています。
甘さも強めなので、昔ながらのカステラらしいカステラです。
この値段でモサモサしたカステラを何度も食べたことがあるけど、同じ値段のわりにはおいしいです。
横浜文明堂の普通のカステラより成城石井の方が好き、でも極上金のカステラの方が品があっておいしいかな?
ただ、カステラらしいのは成城石井の方。キメの粗さと甘さがカステラっぽさがあるので、これならまた買っても良いと思いました。
ただ、五三焼なのかなあ??本物を食べたことないから比べようもないけど、桐箱に入るような高級さはないかも。
まとめ
あまり期待せずに食べましたが、思ったよりおいしかったです。
名前が高級過ぎて(カステラ好きにしか分からないかも?)逆に怪しく感じてしまいましたが、ちゃんと卵黄が多く使われている生地で、甘くて適度にしっとり感のあるカステラでした。
贅沢を言えば、もう少し生地がもっちりしっとりしていて、底にザラメついていれば完璧でした。やっぱ決め手はザラメなのよね~
まあ、この600円程度でこの味なら納得です。過剰な期待はしない方が良いと思いますが、普通にカステラが好きな人だったらおいしく食べられます。
手ごろなサイズと値段なので、気を使わない軽い手土産などにどうでしょう。
ただ本物の五三焼を知っている人は老舗のものをおすすめします。
成城石井 五三焼カステラ 5切