1泊2日の下呂温泉旅行
名古屋からは41号線で3時間ほどで到着しました。
お宿は、下呂温泉老舗旅館の山形屋さんです。
家族だけで泊まりに行くときは食べ盛りの子供たちのために、湯快リゾートがお決まりなんですが、今回は義母のお祝いで両親へのプレゼントなので、こちらの旅館を選びました。
山形屋
山形屋旅館は、江戸末期からの創業で180年の歴史があるそうです。
「歴史=古い」が心配でしたが、思ったより古さは感じられず、建物内はちゃんと改装されていてキレイでした。建物は広すぎず狭すぎずほどよい大きさなので、迷子にならないです。
同じく老舗の小川屋と同じ通りで、川沿いに建っていてロケーションはバッチリです。お土産屋さん街や下呂駅にも徒歩圏内なので、ブラブラ歩くには文句なしの場所です。
お部屋
大人4人、小学生1人、幼児1人の6人が一緒に泊まれる旅館がなかなかなくて、2部屋にしようか悩んだんですが、やっぱり別部屋だとコミュニケーションがとれないし、でも狭い部屋にギュウギュウ詰めも嫌だ…(私、嫁なんで。。。)
山形屋さんは、10畳の和室+ベッドルームがあったので予約しました。でも狭いかな?と心配でしたが・・・
7階の突き当りのお部屋でしたが、部屋の玄関(スリッパ脱ぐところ)も広く、ベッドルームもソファーが置けるくらい広く、広縁もゆったりしてるので、襖を開ければ20畳以上の広さで6人でもゆったり過ごせました。
ふすまを閉めれば完全2部屋になり、和室からもベッドルームからもトイレや出入り口に行ける作りになっているので、プライベートは守られます。親世代とは寝る時間や起きる時間が違うので、寝顔を見られることもなくて良かったです。
トイレ、洗面所、お風呂がセパレートなのも大人数だと助かりますね。
川沿いなので、景色はバッチリ。夜の花火も大きな窓から見れて大満足!
ワイドビュー飛騨が通っていくのが見えます。ただ、ガタンゴトンかなり音が聞こえますが。
お部屋はかなり満足度高かったです。
お料理
夕食も朝食も同じ会場でした。
テーブル席で、少し低めのイスなので、子供もお年寄りも座りやすいと思います。
夕食は、6時と7時半の2回に分かれていて、好きな時間にお願いできます。
半分くらいの人数だったので会場が混むこともなく、ゆったり食事できました。お隣や後ろの席ともそれほどくっついてないので、気になるほどでもないです。
メニューはオーソドックスな和食ですが、見た目がとてもきれい。
この日の夕食のメニューは、
旬菜盛り:7種の前菜
お造り:マグロ・イカ・タイ
炊合わせ:車麩・揚げ小芋・鶏団子・人参・青身
五目押し寿司
本鰆菜種焼き
国産牛味しゃぶ、野菜一式
天ぷら:ホウボウ・舞茸・ヤングコーン・サツマイモ
甘エビ茶巾の蒸し物
ごはん・赤だし・漬物
デザート:ミニロールケーキ・プチシュー・オレンジゼリー
味は、いたって普通です。
特別「おいし~い!」と絶賛するものはないですが、食べられないものもないです。
前菜の小さなおつまみはどれも特に美味しいわけではないですが、食卓を華やかにしてくれてました。
ちょっと不満を言えば、せっかく飛騨地方に来ているので、国産和牛じゃなくて飛騨牛にしてほしかったな。あと、蒸し物はこだわって甘エビ巾着なんだろうけど、ここは普通に茶わん蒸しだと子供は喜ぶ。娘は「巾着蒸しです」が「茶わん蒸しです」に聞こえたらしく、期待してフタを取るとガッカリしてました。
デザートは安い市販のケーキじゃくて、アイスクリームかシャーベットの方が後味が良いし、高級に見えると思います。
多少の味の不満はありますが、全体的にはボリュームがあってお腹いっぱいになったし、無難なコース内容なので家族からは文句は出なかったです。
幼児メニューは、ケチャップライス・エビフライ・コロッケ・サラダ・豚肉の鍋など
結構ボリュームありました。良く食べる娘ですが、最後は大食い選手権の限界の人状態になっていました。幼児にはちょっと量が多そうです。
朝食はご飯のお供が多くて、満足いく内容でした。
豆腐鍋、温泉卵、ほうば味噌、鮭などが並んでいました。
ご飯はおかわりできます。
セルフサービスでオレンジジュースとリンゴジュースがあったので、子供たちは大喜びでした。
お風呂
お風呂は1カ所です。
広い内風呂、外に小さめの露天風呂があります。
お湯は熱めと言うより、内風呂は熱すぎる!
私は無理やり肩まで浸かることはできるけど、娘は足までが限界。出ているお湯を触りに行ったら「アチチー!」熱湯でてますー 危険!
露天風呂は外の空気が冷たいので少し温度は低いですが、長風呂できるほどぬるくはないです。でもなるべく長く入りたくて無理して浸かっていたため、毎回フラフラになりながらお湯から上がってました。 危険!
泉質は単純温泉。色も香りもヌルっと感もないですね。お湯の中で肌をこすってみてもキュッとして家の水道水のお風呂とそれほど変わりはないかな?多少柔らかいんでしょうけどね。まぁ、下呂のお湯ってこんな感じですよね。お湯が熱いから温泉成分で体が温まったのかも良く分からず…
あと気になったのは、洗い場はたくさんあるんですけど、シャワーを出すと冷水が出てきた後に熱湯が出てからちょうど良い温度のお湯がでる蛇口が何カ所かあって、「冷たい!」「熱い!」と何度か騒いでました。女風呂だけじゃなくて、男風呂でも同じだったようで、息子が嘆いてました。老舗旅館なので仕方ないんですかね…
な~んて、不満を言いながら1泊2日で4度入りましたが、朝ごはんの後に入った時は女風呂はほぼ貸し切り状態でした。男風呂は毎回混んでいたようですが。
サービス
建物は旅館ですが、なんとなくホテルのようでした。仲居さんはおらず、スーツを着たスタッフが案内してくれます。
中国系のお姉さんスタッフの方でしたが、多少言葉が聞き取りにくいですが、すごく気が利いて、部屋ではお茶も入れてくれ、いろいろ案内などもちゃんとしてくれて、とても親切でした。帰り際に子供たちがフロントでスタンプを押したいと言うとすぐにA4コピー用紙を2枚用意してくれる手際の良さ。
食事の時は若い男の人のスタッフばかりで、対応も丁寧だし、子供たちにも声掛けしてくれたり、気を遣ってくれていました。
スタッフの方はみんな教育が良くされている感じで、キビキビしていて気持ちの良い対応でした。老舗旅館という感じはしないですけどね。
部屋の備品サービスも気を遣っているなと思います。
いつも安宿なので、こんなに大量のお茶菓子に子供たち大興奮!4種類あります。
アメニティーは、ひとりずつ色の違う袋が用意されていて、袋と同じ色の縁取りタオル、歯ブラシが入っているので、使用後も間違えることがないです。これは初めての事だったので感心しました。
食事に行っている間に布団を敷いてくれていましたが、氷水の入ったポットが用意されていました。お風呂場にもお水はありますが、お風呂が熱くて喉が渇きまくるのでお部屋の氷水は大人気でした。
まとめ
山形屋は老舗旅館ですが、古き良き感じはあまりせず、現代サービスの旅館でした。
下呂温泉は若い人の方が多いので、今はこのようなテキパキしたサービスの方が気持ちよく過ごせるのかもしれません。
山形屋旅館の魅力は、ロケーションが良い、サービスが良い、館内(部屋)がキレイ、朝ごはんが美味しい。
少し残念なことは、お風呂が熱すぎる(シャワーがちょっと変)、夕食がもう少し味に高級感が欲しい。
全体的にはとても良いホテルでした。安くはないですが、下呂温泉の中では中間くらいの価格で、これだけ好条件がそろっている旅館はなかなかないと思います。
懐に余裕があればまた泊まりたいです。
下呂温泉旅行の記事はコチラ↓
【下呂温泉】名古屋から下呂まで車で41号線を走る1泊2日のブラブラ旅