初めてのフリマで大失敗!原因は?成功させる秘訣はコレ!

初めてフリーマケットをやろうと思っているけど、どうやってやったら良いのかわからない・・・

まずは、地域のフリマを取り仕切っている団体を探しましょう。

ネットで「〇〇市 フリマ」って入力するといくつかのフリマ情報をまとめているサイトが出てきます。その中から行けそうな場所、日時を探して申し込みをします。

初めてのフリマ体験

どんなフリマでもお店を開けば大盛況だと思っていました。なので、初めてのフリマは、広くて人気の公園で開催されている定期フリマに申し込んだんです。

出店料1000円、駐車場代500円×2台=合計2000円

マンモスフリーマーケットとかに比べたら半額なので、安いと思いました。

家から車で40分かかるし、なんだかんだと家でモタモタ用意してたら、開店時間の30分前に到着。

すでに他のお店は開店準備バッチリだし、数個の空いてるスペースのどこにすれば良いのかも分からない。出遅れまくり!焦る、焦る!

運び込むそばから、おじさんが段ボールのフタを開けて勝手にチェックしていく。おいおい!これもフリマのあるあるなのか?

荷物を駐車場から運び出すものの、テーブルもハンガーポールも持って行かなかったから並べる場所がなくて、結局詰め込んできたプラスチック衣装ケースのまま出しておしまい。

子供服にはそれぞれ値段はつけたけど、サイズも男女もバラバラに押し込んであったから、お客さんは自分で掘って探す宝物箱状態。ミキハウスなどの服を見つけて喜んでくれたお客さんもいたけど、ほとんどは掘り出してまでは買わない人が多いですね~

2m×2mの場所は思った以上に狭くて、両隣のお店とくっついていて、座る席もギリギリだし、お客さんから届かない位置にまでおもちゃなどが並んでいる始末。

並べ方も問題だけど、何が一番問題だったかと言うと、

場所!とにかく場所が悪すぎた。

愛知県内でも有名な大きな公園なんです。当日はメイン会場では手作りマーケット(有料)が開催されていて大盛況。お客さんもわんさかいたはずなのに・・・

私たちのフリマの場所は、そこから反対側の小さい駐車場の前の広場。メイン駐車場に停められなかった人が停める場所なので、人通りは少ないんです。手作りマーケット会場からも結構離れているので、帰りに立ち寄る人もほぼおらず。とにかく閑散とした雰囲気でした。

確か、募集してた店舗数は50くらいだったんですが、実際は半分以下で、フリマ規模としても小さく魅力がある感じではなかったです。

商品の並べ方も大失敗の上、お客さんは少なく、商品はほぼ売れ残りましたね。

妹がコレクションしていた、ペコちゃんグッズをペコちゃん大好きおばちゃん達が結構買っていってくれたんで、赤字にはなりませんでしたけど、売れ残りをまた部屋にもどすのは結構ツライものがありました。

反省点

出店前にネットなどでいろいろ勉強はしていったんですが、現実は思った通りにはいかず・・・反省点ばかりです。

① 商品をきちんと見やすく分けなかった。(値段別・サイズ別・形別など)

大きな入れ物にギュウギュウ詰めで持っていったため、並べる場所(時間)がなくてそのままの状態で置いてしまったので、お客さんから「何サイズがありますか?」と聞かれ、品物は掘り出すしかなかった。とにかくどんなものがあるかさえ分からない状態はダメですね。

② 床に箱を並べただけで、手の届かない所まで平らに並べてしまった。

テーブルを持って行かなかったので、平面置きにしかできず、ダダ並べ状態。お客さんから手に取って見てもらえない距離だったり、商品自体が見えないものも。テーブルなどで段差を作るべきだと思いました。

③ 春の暑い日だったのに、冬物のコートやセーターなども混ぜてしまった。

安ければ何でも売れると思ったら大間違い。これからの時期の物が欲しいのが人の心情。暑い日にダウンは見向きもしてもらえませんね~。ただのかさばる荷物になってしまいました。

④ 駐車場代まで余分にお金のかかる場所を選んでしまった。

出店料が1000円だから安いと思いましたが、駐車場代500円なのに2台で行けばさらに1000円かかります。ただでさえ、儲けが少ない所にプラス1000円の出費は痛いです。

⑤ どのくらいの人が集まるのかリサーチ不足だった。

人気の公園=大勢の人がいる ではなかったです。実際に大勢の人はいたんですけどね~自分の店の周りにはいなかったと言う悲しい現実でした。定期フリマなので、毎月楽しみに通ってくれる常連さんもいるようですが、やっぱり人が少ない=売れないですから・・・

成功させる方法

失敗を繰り返せば、だんだん成功につながっていきます。

私は反省をもとに2回目の出店をしたんですが、3倍の売り上げがあったので、勝因を書きますね。

① 男女別・金額別に細かく分類して、商品をそれぞれの小さめの浅い箱に見やすく並べた。

深さ15センチくらいの箱をいくつか用意して、男女別と金額別に分けました。子供服のサイズはマスキングテープに「〇㎝ 〇円」と書いて服に貼りつけて、分かりやすくしました。すべて家で準備して、当日はそのまま箱を並べるだけの状態にしておくと楽ちんです。

② キャンプ用の折り畳みテーブルで、イスとテーブルの部分に商品を置いて見やすくした。

テーブルの下に靴、イスの上に箱に入れた子供服、テーブルに雑貨類を並べると、たくさん荷物を置けてスッキリしました。床に並べた子供服もありましたが、あまり売れなかったのでやっぱり箱にまとめて並べた方が良いのかなと思いました。

③ 季節に合った商品が売れる・売れにくい商品もある。

春はやっぱり半袖が欲しくなるようで、100円の子供服、レディース(大きめサイズ)ともに良く売れました。子供水着はサイズが微妙なせいかあまり売れませんでしたね。あと、子供靴もなかなか難しい。おもちゃ類も300円代ではあまり売れなかったです。

④ 駐車場代は無料にかぎる。近場だとなおさら良い。

コストは控えるに越したことはないです。商品1つ100円くらいのものが多いので、駐車場代まで稼ぐとなるとキツイです。近場なら早めにも行けるし、なるべくガソリン代も控えたいですよね。

⑤ 春祭り、秋祭りがねらい目。

ケータリングカーやイベントなども行われ、フリマがお祭りのメインになることが多いので、来客数もかなり多くて、フリマ目当てに来てくれる人もたくさん。

春祭りに出店したんですが、準備段階からお客さんがワーッと集まってきて、次々に買ってくれました。お客さんも焦っているので、すごく値引きを強要されたりはしなかったです。ただし、お祭りと言えどもお昼近くになると徐々に人が減っていくので、朝イチの1時間がチャンス。

⑥ 角地をねらう。

受付に行くと、好きな場所を選んでくださいと言われるんですが、初めてだとどこが良いのかわかりません。

真ん中に挟まれると、左右のお店とキチキチで隙間がないので前の面しか売り場がないです。この状態だとかなりの狭さを感じます。

角地だとうまくいけば3カ所の面ができるので、一番都合が良いです。

私の行ったフリマでは4つずつのグループ配置になっていたので、どこでも角地でした。それもラッキーなことに後ろ側の人がいなかったので、そこを荷物置き場にもできたので楽でした。

値段のつけ方

意外に高めの値段を付けているお店が多いので、最初から100円均一とか目立つ箱を置いておくと寄ってきてもらいやすいです。シミのある服は50円でも売れないので、ちゃんとキレイな状態のものを選びましょう。

一番売れたのは100円の子供服。デニムはお出かけ用のものでキレイな状態のものが多くて、それなりに元値が高かったので500円以上の値を付けたんですが、ほとんど売れなかったです。やっぱり外のフリマは激安を求めている人が多いので、200円以上だと躊躇してしまうようです。

おもちゃは300円均一にしましたが、あまり売れず…最初から100円にしておけば良かったと思いました。どうせ使わないのだから。

粗品などでもらった雑貨などは50円くらいで売りました。目玉商品10円とかで客寄せや、お買い上げの人に無料プレゼントとかに使っても良いかもしれません。

とにかくお客さんを呼び寄せるには、値段を安く目立つようにすることが大切なのかなと思いました。

ただ、少ない商品をこの値段で売ると赤字になる可能性があるので、多くの物を売れば利益が出ると思います。100円のものばかり売ってましたが、結構まとめて1000円分とか買ってくれるお客さんも多かったので、知らぬ間に最後は1万円以上の利益が出てました。

最初は少し高めの値段をつけて、閉店間際に値引きする方法は注意してください。最初から最後までお客さんがわんさかいれば大丈夫ですが(有料巨大フリマとか)、公園のフリマだと昼過ぎには閑古鳥状態になってくる可能性もあるので、いらないものを家に持ち帰るくらいなら、最初から叩き売るのも手だと思います。

まとめ

1回目から大成功するのは難しいかもしれませんが、ちゃんと下準備をしていけばある程度は大丈夫だと思います。当日現地でやろうと思うのはやめた方が良いです。

一番肝心なのは場所でしょう。人が集まってこそのフリマなので、どれだけの人が来るのかリサーチはした方が良いです。

家のいらないもの処分する気持ちで出店するなら、最初から激安で売ってしまいましょう。朝の1時間が勝負です。

ブランドものなど高めに売りたいものは、フリマアプリの方が高く売れます。公園のフリマでは安い物狙いのお客さんが多いので、ブランド品はあまり興味をそそらないようです。株主優待の特別なトミカを並べておくと、「コレ何?」って見てはくれるんですけど、1000円以上の値段にビックリして帰っていきます。値引きをしてでも買いたい人はいないみたいですね。

外のフリーマーケットは、送料などの手間がなくて一気に売れる所が楽しいです。だんだんやっていくうちに値段のつけ方や並べ方など失敗も成功に繋がっていきます。

まずは、利益を狙うというよりは、出店料くらい稼いで、無料でお店屋さんごっこを楽しむ程度から始めるのも良さそうです。うまくいけば福沢諭吉とスッキリしたお部屋が手に入るかもしれません。