マレーシアで食べた肉骨茶(バクテー)は朝ごはんでもペロッと食べれるほど、美味しかったです。
日本に帰って、家でもバクテーを作ってみようってことで、バクテーの素を買ってみました。
本当にマレーシアで食べた味が再現できるんでしょうか?
A1肉骨茶
マレーシアのスーパーではいろんな種類のバクテーの素が売っています。
日本で買う鍋スープのように何を選んだら良いかわからない品揃え。
どれもバクテーの香りの素となる香辛料(ハーブ)が入っているだけで、調味料などは入っていません。だしパックみたいです。
その中でも、マレーシア人に聞いて一番おいしいとすすめてくれたのが「A1肉骨茶」
ネットで調べてもA1が一番日本人に合うとか?
クックパットにA1肉骨茶のレシピが載っているほど有名なんですね~
クックパッドレシピ→エスニック風 薬膳煮豚(バクテー)
でも、はっきり言って、パッケージのバクテーは真っ黒の液体にお肉と丸々1個のにんにくがドボンと入った衝撃的なレシピ例の写真が食欲をそそらないです。
不安だけど、現地マレーシア人がおいしいとの言葉を信じて調理しましょう!
肉骨茶の作り方
【材料】
A1肉骨茶のパック2つ(1袋に2パック入ってます)
スペアリブ 2キロ
にんにく 6カケ(皮付き)
調味料 (ブラック醤油・ライト醤油・オイスターソース・うま味調味料)
水 1.5L
スペアリブを2キロ(私は1.5キロしか用意できなかったので他に豆腐や白菜、薄揚げなども投入。現地では野菜入りのバクテーもあります)
スペアリブを熱湯と水で洗って、圧力鍋にスペアリブと水1.5L、A1バクテーの素を入れて5分間加圧。
圧力が自然に下がったら、フタを開けてしょうゆ(ブラック醤油、ライト醤油と書いてありましたが日本にはそんなものないので、普通の濃い口しょうゆと隠し味程度に白だしを入れてみました)、オイスターソース、皮付きのままのニンニク、塩を入れて調味。私はニンニク皮付きで入れるのに抵抗があったので、皮を完全にむいて入れたら溶けてしまいました)再度圧力鍋で5分加圧。
自然放置して圧力が下がったら、できあがり!
野菜や豆腐類を入れる時は再加圧後に圧力かけずに軽く煮ます。
バクテーを家で作るとものすごい臭かった!
A1肉骨茶の袋から香辛料の袋を取り出して、においを嗅いでみると…
「クサッーッ!!」
くさ~い、どころじゃなくてクサッ!
家族全員同じリアクションでした。
台湾の漢方薬やさんのようなにおい・・・バクテーは漢方で煮込んだ料理なのでそりゃそうなんですけど。
あまりのにおいに、大量のスペアリブを投入しちゃって大丈夫でしょうか?
かなりの不安の中、お肉いれちゃいまーす。無駄になりませんように・・・
第1弾10分の圧力の後、フタを開けると・・・
クサーッ!!!
部屋中が漢方臭くなり、換気扇を強にして窓も開けました。家の外までにおっていたそうです。
お腹がすくはずの時間なのに臭いに気分が悪くなり、食欲ないです。。。これはヤバイ!
食べれば大丈夫
あれだけの臭いを醸し出していた鍋ですが、できあがった頃にはそれほど気にならなくなりました。慣れた?
家族に食べてもらいましたが、「あれ?においはあんまり気にならない、お肉がやわらか~い」と高評価。
うん、バクテーだ!
マレーシアで食べたバクテーの味してる!
漢方の香りはかなりしますが、すごく気になるほどではないです。
おいしい~!
出来立てを食べたので、表面に脂が浮いてて取ったんですが、やっぱりちょっと脂っこい。次の日、冷えて固まった脂をすくいとったら、澄んだスープになってアッサリしました。2日目に脂をすくい取ってから食べるのをおすすめします。
日本人にはもう少し工夫が必要
私がマレーシアで食べたバクテーは、もう少しアッサリしてて、漢方臭さも控えめでした。
バクテー大好きな人には全然大丈夫だと思いますが、バクテー未体験の日本人は漢方の香りがほんのりの方くらいの方がおいしく感じると思います。
今回は、パッケージのレシピ通りバクテーの素2パックに1.5Lの水を入れましたが、バクテーの素1パックに1.5Lの水でも良さそうです。
現地ではどんな醤油が使われているのか分かりませんが、日本では濃い口醤油、薄口醤油を好みで入れて大丈夫そうです。本場に近くするためには、オイスターソースを多めに入れることによって中国っぽい風味が増すと思いますが、食べやすくするには、オイスターソースを減らして代わりに白だしで甘みやダシを隠し味にしたのは正解だったかな?と思います。
バクテーってスープがメインなので、どれだけ飲みやすいかがポイントです。
レシピ通りだとやっぱり漢方の味が濃すぎて、子供だと飲み干せないんですよね。漢方の味を薄めにして、和の調味料で食べやすくしてあげると万人受けすると思います。
バクテーを作るときの注意
作っている時からものすごく臭うので、窓を開け放したマンションなどでは要注意です。私は、真冬だったので換気扇を回してましたが、外に流れ出てました。
そして、この真冬って時期が大変なことを引き起こす原因になってしまったのです。。。
出来立てのバクテーは表面に脂が浮いてたので、スープをおたまですくってシンクに捨てたんです。食べ終わったバクテーのスープも少しシンクに流しました。
次の日の朝、洗い物をしていたら、シンク内に水がぶわーっと詰まってしまいました。
そんなに生ごみがたまってたっけ?と網を確認したんですが、それほどないし、それをどけても全然流れない。待っても待っても全く流れなくなってしまいました。完全に詰まって冷や汗でてきました。
朝の一番忙しい時間に…流しの水をバケツですくいとって、やっと排水溝の口が見えたので、歯ブラシを突っ込んでみたんです。
すると、真っ白のねっとりしたものがくっついてきました。
あ、あ・・・あぶら!?
うぁ~ ヤベー!!!!
バクテーの脂が排水溝で固まってたんです。
お湯を排水溝にかけると、中からポコッと丸い脂が1つずつ浮いてきました。
そして、ゴボゴボっと勢いよく流れていきました。あ~よかった!
みなさん、冬の動物性の脂の処理にはお気を付けください。
あと、お鍋の臭いが取れにくいかもです。水にお酢を入れて沸騰させて臭いを取りました。
う~ん、作った後が大変だった。。。
まとめ
A1肉骨茶を使えば本格的なバクテーができあがります。
普通のお鍋だと2時間近く煮込まなければいけませんが、圧力鍋だと10分程度(2度に分けて)の加圧でホロホロのお肉になりました。圧力鍋の吹き出す水蒸気が部屋に広がる臭いの原因かもしれません?
かなり本格的な味なので、バクテー初体験の人は2パック分の材料に対してバクテーの素は1パックで作った方が良さそうです。
スペアリブからは脂がかなり出るので、脂を一晩冷やし固めて捨ててから食べるとアッサリします。
スペアリブだけのバクテーが多いですが、現地では白菜やマッシュルームが入ったものもあるので、豆腐や野菜、きのこをお好みで入れて鍋っぽくするのもおすすめです。
作るのが多少面倒ですが、バクテーは10種類以上の漢方を使うし、スペアリブからもコラーゲンたっぷり出るので、かなり美容に良さそうです。自分好みの味を見つけて作ってみてください。
Amazonでも楽天でもA1バクテーの素を見つけられませんでした。こちらの商品ならカルディなどでも手に入るようです。
dfe バクテー(肉骨茶)の素 18g
ぜひ、マレーシアに行ったら本場の肉骨茶を食べてきてくださいね。
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