【台北小籠包食べ比べ】鼎泰豊(ディンタイフォン)と京鼎樓(ジンテイロウ)の違いは何?行くならどっちがおすすめ?

台北でおいしい小籠包を食べるならやっぱり鼎泰豊(ディンタイフォン)が一番有名、2番目に有名なのが、 京鼎樓(ジンテイロウ)かな?
京鼎樓」は、「鼎泰豊」で修業して独立したお店なので、おいしさは引き継いでいるはずですね。
あのGACKTOが、日本で食べる小籠包で一番おいしい店と言っているのが 「京鼎樓 」なので、どちらのお店が本当においしいのか気になります。

「鼎泰豊」と「京鼎樓」はどちらに行こうか迷う人も多いと思います。
さて、この2つのお店の違いは何でしょうか?
時間がなくて1軒しか行けないならどちらへ行くべきでしょうか?
両店を食べ比べしたら、明らかな違いがありました。

鼎泰豊(ディンタイフォン)

鼎泰豊本店

台北には支店が何件かありますが、どこも行列ができるほどの大人気店。
永康街にある鼎泰豊本店が一番人気なので、行ってきました。
東門駅5番出口を出るとすぐ。
お店の前には人が立って順番待ちをしているので、人ごみをかき分けて入り口まで行くと日本語が話せる店員さんが予約を受け付けてくれるので、人数を言って番号の紙をもらいましょう。
入り口の上には、待ち時間と順番予約番号の電光掲示板があるので分かりやすいです。

平日3~4時頃は10分待ちでした
予約番号が掲示されます

10年前に初めて行ったときは、入り口が見えないくらい人で溢れていて、予約の取り方がわからなくてあきらめました。
週末などは1~2時間待ちはザラと思いますが、時間に余裕があるなら予約は簡単なのであきらめなくて大丈夫です。待ち時間に永康街をブラブラしてればOK。
予約時に注文票をもらったので、書いて呼ばれたときに店員さんに渡します。

自分の番号になり、2階席へ案内されました。
すでにお食事の準備がされていました。

2階席だったんですが、明るい雰囲気でカジュアルさはありますが、店員さんがテキパキしていて高級な感じです。
店員さんが「お酢3:醤油1がおすすめですが?」と聞かれ「はい」と言うと、ササっと作ってくれました。
食べ方は紙に書いてあります。

しばらくして小籠包が運ばれてきました。
皮が薄くてスープがさっぱり。

小籠包220元

自然に手が出て当たり前のようにパクパク食べてましたが、ふと「しつこさ」がない事に気づきました。
「小籠包があまり好きじゃないから3個くらいしか食べない」と言っていた母の手も止まらない。
小籠包ってお肉の脂分の香りや量によってクドくてあまり食べられないことがあるんですが、鼎泰豊の小籠包はサッパリしていていくらでも食べられてしまう中毒性があります。

小籠包のほかに、豚とエビの蒸し餃子と豚肉チャーハンを頼みました。

蝦肉蒸餃子135元

蒸し餃子は思った通りのおいしさ、肉汁もたっぷりでジューシー。

豚肉炒飯190元

チャーハンはパラっとしてて、薄味のとっても品のいい味でした。濃い味好きさんには少し物足りなさを感じるかもしれないけど、料理を邪魔しない味付けで、毎日でも食べられそうな味です。めちゃくちゃ絶品!ではないですけど、食べて損はないです。

鼎泰豊本店で一番のおすすめの場所がトイレ。
台北のトイレはわりときれいな所が多いですが、こちらのトイレはすごかった。

広くて、ごみ箱はセンサー式、台北で一番きれいなトイレだと思います。
トイレ掃除専門の人がいて、一人出てくると、すぐに洗面台を拭いてくれます。


京鼎樓 (ジンテイロウ)

中山駅から歩いて10分くらいのところにありました。
日本みたいにメニューが見本で外に並んでいます。
小籠包の見本は中身が非常に分かりにくいと思うが・・・

平日お昼の12時ごろに行きましたが、すぐに2階に案内されました。
2階は一度外に出てから外階段を上って入った部屋は、ちょっと殺風景、店員さんもおばちゃんぽい人が多くて、きれいな食堂って感じ。

とは言っても人気のお店で、お客さんは周りは日本人が多かったです。
お食事の用意もちゃんとされてました。

小籠包が10個単位でしか選べないので、少人数だとたくさんの種類が食べられないです。
鼎泰豊の小籠包がおいしかったので、母が調子に乗ってたくさん頼もうと欲張ったのが間違いでした。
小籠包は頼みすぎに注意です。冷めてくると、皮がくっつきやすくなってしまい、無理にハシでつまんでるうちに破れてスープがこぼれちゃいます。
特に京鼎樓の小籠包は皮が薄いのか、まだ触ってもいないのに蒸籠の中でじわっとスープがにじみ出てくる現象が・・・

京鼎樓名物の烏龍小籠包は、普通の小籠包より少し値段が高く、生地が緑色をしてて少し味が濃いめ。あっさり系が好きな我が家では、普通の小籠包の方が好評でした。

烏龍茶小籠包250元
小籠包200元

小籠包全体的に少し脂分が多かったので、食べてるうちに飽きが来たり、少し胸焼けしてくることも。
4人(うち子供2人)で小籠包3つ、烏龍小籠包1つは多かった(頼みすぎには注意しましょう!)

エビチャーハンを頼んだんですが、卵が全体的に絡まりご飯自体に水分が多くて、もったりしてました。(決してべチャッとしてるわけではないけど)
いたって普通と言うか、それ以下。

蟹炒飯220元



小籠包の味の違いは?

両店とも皮が薄く、スープたっぷりでおいしかったです。
食べ比べをすると、味に違いは少しありました。

鼎泰豊」の小籠包は、脂分が少なく、クセのない澄んだスープだったので、何個でも軽く食べられます。

それと比べてしまうと、「京鼎樓」の小籠包は少し脂分が多く、スープの味が濃い目に感じられてたくさんは食べられませんでした。

小籠包は難しい料理なので、脂分が多いと言っても「京鼎樓」はまだ少ない方だと思います。


おすすめのお店はどっち?

比べなければ、どっちのお店もおいしいと思います。
私は、先に「鼎泰豊」、次の日に「京鼎樓」だったので、大きな差を感じました。

思ったより小籠包の味の違いはあったし、特にチャーハンは全然違いました。チャーハンは断然「鼎泰豊」の方がおいしいです。

一番違いがあったのが、お店の雰囲気と接客。
鼎泰豊は、おしゃれで高級感があり、店員さんは若い人が多くてキビキビと動いています。
京鼎樓は、庶民的な雰囲気。清潔で入りやすいですが、店員さんは食堂のおばちゃんって感じでした。

旅行中1軒しか行けないなら、どちらに行っても満足できると思います。
待ち時間が少ないのは「京鼎樓」です。とは言っても人気店なので並ぶ時もあるようです。

比べてしまうとやっぱり「鼎泰豊」の方が雰囲気やサービスが良くて、味は繊細なので、おすすめは「鼎泰豊」です。
理由は、小籠包は鼎泰豊の方が少し高いけど、5個単位で頼めるので頼みすぎを防げること、炒飯はおいしくて値段が安い。そして、 雰囲気やサービスが断然良い。
あれだけ並んでいるのは理由があるんですね。
鼎泰豊は、日本の支店で食べるより、本場台湾の方があっさりしてておいしいそうなので、ぜひ本場で食べてみてください。
いつも混んでるので、昼時や夕食時のピークを避けるように上手に利用してくださいね。